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友の会紹介
盲ろう者とは?
目と耳の両方に障害があり、見えない(見えにくい)、聞こえない(聞こえにくい)という二つの困難をあわせ持つ人を「盲ろう者」といいます。日本には盲ろう者が約1万4千人います。そのうち、岐阜県には約200人の盲ろう者が暮らしています。
少し見えて少し聞こえる「弱視難聴」から、全く見えなくて全く聞こえないという「全盲ろう」まで、盲ろう者の目と耳の障害の程度はさまざまで大きな個人差があります。
盲ろう者の困難
コミュニケーションの困難
盲ろう者は目と耳の両方が不自由なために人との会話が困難です。このため、盲ろう者は周囲の人とのコミュニケーションがうまくできず孤立しがちです。
役所での手続きや通院も、会話や読み書きが必要になるので簡単ではありません。
情報取得の困難
文字・映像・音声による情報取得も困難です。テレビ、新聞、本などが利用しづらく、関心をもっても情報を得るのが難しいです。郵便物を受け取っても読めなくて内容がわからなかったりします。
外出の困難
一人で外出することも困難で、道に迷ったり交通事故にあったりする恐れもあります。出かけてもコミュニケーションが困難なので用事を済ませることが難しいです。
岐阜盲ろう者友の会
そのような状況を変えていきたいという盲ろう者自身の思いから、私たちの会の活動が始まりました。また、その考えに賛同する者が集まり、盲ろう者の通訳・介助等の支援を行ない、さまざまな活動を通して交流を深める事を目的に、4年間の準備期間を経て、2000年4月23日に正式発足しました。
ひとつの畑の中で、トマト、じゃかいも、たまねぎ、大根、キャベツなどのいろんなやさいを育てていけば、土もそれだけ豊かに肥えていける。障がいをもつ者ももたない者も、専門家も素人も、面白い人も真面目な人も、ひとつの世界でお互いの知恵と持ち味を生かしていけば、盲ろう者を取りまく環境を豊かにし、ひいては誰もが住みよい人間らしい社会づくりができる。そんな思いをこめて、「やさい畑」という愛称をつけました。